マカオへ行く目的の1つだったカジノについて
調べた内容や行ってみて分かったことなど。
From Macau Trip |
とりあえずうろうろ
カジノによって、ラスベガス系とか元々の中国系あってルールやら雰囲気が違うらしい。
どのカジノの入場は無料なので、とりあえず何件かうろうろしてみた。
リスボア。昔からある老舗のカジノらしい。それほど広いわけではなかったけど、
常連っぽい人がたくさんいてる。バカラの台を後ろから覗いていると10000HKD$*1のチップをぼんぼん賭けてる人がいてて世界が違った。
カードを引く瞬間に「ポン!!」って叫ぶ人がいっぱいいたんやけど、あれはどういう意味なんやろう。
グランドリスボア。リスボアとは直結している。ミニマムベットが100HKD$のブラックジャックのテーブルがあった。ほんの少しだけ日本人がプレーしてるのが見れた。
たまたまかもしれないけど、100HKD$の台のディーラーはものすごい適当やった。カードよく落とすし、計算時々みすってるし。
もっと高レートのテーブルに行けばもっとかっこいいディーラーが相手してくれるのかもしらん。
ヴェネチアンカジノ(写真左)。東京ドームに匹敵する広さと言うとんでもないカジノ。
たしかに広くて人もいっぱいいるけど、ミニマムベット200HKD$以下のテーブルが
ほとんどない。
ミニマム300HKD$のブラックジャックをちょっとだけやったけど、
予算がない貧乏人はお呼びでないようなのでさっさと退出。
MGMマカオ(写真右)。ここはディーラーの動きがかっこよかった。
ディーラーもいろんな人がいて、ものすごく眠そうにしている人もいるし、親切に教えてくれる人もいる。(広東語か英語なので何言ってるかほとんど分からんけど)
雰囲気とレートの面で一番ここが良かった。
またここのホテルは大人気らしく、相当前から予約しないと取れないらしい。
ゲームの種類
見かけた(かつルールが把握できた)ゲームは以下のとおり。
- バカラ
- 大小
- ブラックジャック
- 3カードポーカー
- ルーレット
割合としてはバカラが大勢を占める。というか見た目はバカラしかない。おまえらバカラ大好きすぎやろと言うレベル。
バカラ8割、大小1.5割、その他あわせて0.5割ぐらい。
自分の好きなブラックジャックはほとんど無かった。
バカラはバンカーかプレイヤーのどっちが勝つか当てるだけの単純なゲームなので、万人受けしてこれだけ流行っているのかもしれない。
お金が余っているじっちゃばっちゃでも気軽に参加できるし。
ミニマムレート
予算が全然無いから、くまなく回って最低ベットが低いテーブルをまず探すことに。
ディーラーが相手してくれるテーブルの見つかったミニマムレート
- バカラ 200HKD, 1台だけ25HKD$があった。
- 大小 100HKD$
- ブラックジャック 100HKD$
- 3カードポーカー 100HKD$ (実質は追加ベットが必要なので x2倍)
- ルーレット 50HKD$
ミニマムレート100HKD$のブラックジャックのテーブルを探したけど、グランドリスボアにやっと1台見つけることができた。
けどここのテーブルはディーラーがなんかやる気なさそうやったので途中で撤収することに。
控除率(ハウスエッジ)
控除率とは胴元の取り分のことで、長期的にやれば確率的にこれぐらいの損で収束するというもの。もちろん低いほうがいい。
それぞれのゲームの控除率を(大体で)以下のとおり。
- バカラ 1%
- 大小 2.78% (一番割りのいい賭けをずっとした場合)
- ブラックジャック 0.6% (基本戦略に則った場合)
- 3ハンドポーカー 3%程度
もっとも控除率が低いのはブラックジャックだが、基本戦略通り実行するのがむずかしいので、適当にやれば控除率はもっと上がる。
素人が最も安定した控除率でゲームができるのはバカラなので、このあたりがバカラ人気の一因なのかもしれない。
そのほかのギャンブルの控除率に比べると基本的に低いので、長く遊べる。
通貨・両替について
マカオではパタカ(MOP)と香港ドル(HKD)の2つが使用可能だが、カジノで使えるのは香港ドル(一部MOPも受け付けているところはあるみたい)。
両替のレートは日本の空港が最悪で、次いでマカオの空港、カジノの順番。カジノの両替レートが最も良い。
空港とカジノではレートがリアルに1割以上違うのは驚き。カジノはそんなところで儲けませんということなんやろう。
日本円->香港ドルは新生銀行のキャッシュカードを持っていればPLUSマークのATMからVISAのレートで引き出せる。こういうのがあると多額の現金を持っていかなくていいので非常に便利。
香港ドル->日本円へ戻すときは上述のレート差からカジノ一択(たとえカジノで遊んでいなくても)。
香港ドル->カジノのチップへの変換は1対1のレートで行われた。
つまり1000HKD$持って行けば1000ドルチップがもらえる。HDKに戻すときも同じ。
1対1のレートなので、チップじゃなくていきなり現金を賭けても受け付けられる(その場でチップと交換される)。恐ろしい世界。
雰囲気
じっちゃんばっちゃんが多い。自分らと同じ年齢層の人はほとんど見かけなかった。
あと日本人にほとんど会わなかった。自分らはツアーじゃなかったのでツアー客はどこか別のカジノでまとまっていたのかもしれない。
おばちゃんは気さくな人が多かった。と言っても広東語なので何言ってるか分からんかったけどゲーム中なんとなく分からんでもない場面もあった。(ブラックジャック[最強の手]を出してドヤ!!みたいな感じで話しかけられたり、お前もっとレート上げろよ、など。上げなかったけど)
ただおばちゃんは確率的に分の悪い賭けを好む傾向にあって、ブラックジャックのエニーペア(約1/13の確率で配当11倍)やバカラのタイ(約1/10の確率で配当8倍)
など、あんまり当たらないけど当たれば配当が大きい宝くじ的なものが好きなんだなということが分かった。
おばちゃんがいるとテーブルが盛り上がるので、1テーブル1おばちゃんぐらいがちょうどいいかもしれない。
あまり多いと絡まれたり、自分のbetの乗っかりで賭けられて無駄なプレッシャーが生じる。
ほかのギャンブルもそうかもしれないけど、調子がいい時はその人のbetに合わせて賭けてくる人が多いみたい。
最終的に自分のカードに自分のbetの10倍以上が賭けられるときもある(自分は常にミニマムベットだったので)。
予算
ミニマムレートでひっそりと遊ぶなら、5万円くらいあればいけそう。但しほとんどの台でお呼びでない状態になる。
あと負けが込んでもbetを上げない強い自制心が必要となるけど、これがなかなかむずい。
日本のパチンコやスロットは煩くて行く気がしないけど、こういう豪華なホテルの中の広い部屋で
遊べるのは非常に楽しめた。負けても後悔しない程度の金額で遊ぶぐらいなら誰でも楽しめそうな雰囲気でお勧め。
*1:1HKD$=10.5円ぐらい