Rso's Jotter

日々の開発の知見のメモやその他雑記

LLMでリバースエンジニアリングが捗りすぎる

Solanaをいじっているときに、 あるトランザクションを履歴から再現したいという状況がある。

そういう時は2パターンあって、 そのProgram(ETHでいうコントラクト)のIDL(インターフェース定義)が公開されているパターンと 公開されていないパターンがある。

公開されている時は、まあそのIDLを読み解けばなんとかなるんだけど、 問題は公開されていない時。

そういう時はsolscanとか見てそのトランザクション履歴から、 必要なアカウントとInstructionから、だいたいの仕様を予測するんだけど、これがものすごいめんどくさい。というか個人的には絶大なモチベーションがない限り 不可能な作業であった。

ところが、この作業がLLMに聞きながら作業することによって、体感10倍ぐらい楽になって、 現実的な作業になってきた。

たとえば、リバースエンジニアリングの一例として、SolanaはPDA(Program Derived Address)というある大元のアドレスから派生された導出アドレスというのがあるんだけど、 この導出に使われてるキーを探さないといけないときがある。 これもある程度お作法が決まっていて、ありそうなキーを総当りしていくみたいな作業があるんだけど、 それもLLMに試行錯誤繰り返してとかいったら勝手に見つけてた。

これが今後もっと簡単になることを考えると、 今の既存のデプロイされているプログラムや今後デプロイするプログラムは簡単にリバースエンジニアリングされて、 ハックやクラッシュされる機会が頻繁になるような気がする。

Defiの面白さについて全く理解してもらえない

最近、日本株でトレードしてる半分専業半分主夫みたいな生業の友人と飲んだが、そこでDefiの特徴を既存金融と比べていろいろ説明した。

一般の人だと興味ないかもだが株で収益上げようとしてる人なら興味持ってくれるだろうと思っていろいろ説明したんだけど、まあ時間あるとき触ってみるわ(意訳: やらない)みたいな反応で終わってしまった。

なんでだろうなぁと思ったので、ちょっと理由を考えてみた。

クリプト業界全体が胡散臭すぎる

昨今は首相の名前を使ったトークン出したとかが話題になっているが、クリプト関連で私の個人的な体感では99%がくだらない、怪しい、クリプトでなくてもいいのどれかにはいると思う。

なのでクリプト業界や全体や平均で見ると、ものすごい怪しいものに見えてしまうのだろうという気はする。

参入の敷居が高い、面倒すぎる

最近のDefiでとりあえず触るオススメとしてSolanaとHyperliquidを言ったが、例えばHyperLiquidを始めるには

  • RabbyWalletいれる
  • シートフレーズを紙に書いて保存する
  • クレカか何かでETHを買う。または国内取引所口座を解説してETHを買う。
  • Ethをアービトラムにおくる
  • EthをUSDCにスワップする
  • ハイリキにUSDCをデポジットする

みたいな手順になって、もっとかんたんな手順もあるけど、まあこれは諦めるのも無理はないなぁという気がした。

(もしくはUnit経由でBTC送るのが一番楽かもしれない)

クリプト業界は胡散臭いしくだらないものが蔓延しているのは認めるが、AMM, Lending、無期限先物とか、既存金融にはない面白い世界だと思うんだけど、一向に理解してもらえないし、仲間も増えない。どうしたものか。

ビットコインは終わっと言う言説について 2026

ふと昔の日記を覗いてみたら、ビットコインは終わっと言われていたときのメモが残っていて、 感慨深かったので、改めて日記にしてみようと思った。

rso.hateblo.jp

BTCの直近ATHは 2025年10月初で、価格は $126,000 ぐらい、 2026年3月現在、価格は$66,700 で大体半額ぐらいになっている。

以下の記事を6年前に書いたときには、もっと下がってたので、同じようなパターンだともう少し押すことになりそう

実際、2018年度には投機熱がかなり高まったため、2017年12月には1BTC230万円超えを記録したものの、現在は約1BTC40万円ほどで、約6分の1ほどに下落しています。

6年前は大量のクジラが保有しているとか、あまりに価格変動が激しくて決済の用途にはとても使えないみたいな風潮だった。

現在もそれはあまり変わっていないけど、もともとBTCがもってたナラティブとして

  • 「デジタルゴールド」というナラティブ
  • 「株や債券のインフレヘッジアセット」ナラティブ
  • 「国家から依存しない」ナラティブ

などが挙げられていたが、

しかし最近の動きとして、ゴールドとは程遠いような動き(株下落、GOLD上げはあってもBTCも下がる) をしており、安全資産と言うより完全に株と連動したような動きになっている。

国家から依存しないという特徴も、政府や機関投資家が保有するようにあり、独立したアセット感は薄れている。

それに加えて、BTCと少し異なるがクリプト業界自体の停滞が感じられ、 2020年のDefiが流行っていたころから現在まで目新しい変更がないというものある。

このような風潮からまた"終わった感"というのが出てきた。

6年前もそれからしばらく経ったらまた復活したので、BTCの仕組みそのものが損なわれなく、歴史通りであればみんなもう諦めたタイミングでまた戻ってくるような気はする。

ただタイミングは読めないので、気長に待ちつつ、ゆるーく買い集めるスタンスがいいんだろう。

2025年振り返り

もう年末なので、また1年を振り返る

2025年の草

GitHub

GitLab

開発は継続しているものの、徐々に草の濃度は薄くなりつつある。 Gitlabの方で続けているプロジェクトは継続はしているが、開発は限定的で、コミット数もどんどん減っている。(安定稼働していると言う見方もあるかもしれないが..)

振り返り

1月

中学受験支援サービスの開発検討を続ける。

2月

週1でポーカー勉強会開催。GTOWizardに課金する。 週末は家族でスキーなど。体が固すぎて辛い思いする。

3月

仲間内で韓国ポーカー遠征に。 メシがうまかった。

4月

嫁さんが海外に行ったので、しばらくワンオペで凌ぐ Solanaのバリデータ業で色々試行錯誤する

5月

Solanaのバリデータでゴールドラッシュ

6月

中学受験支援サービスが一旦正式に公開開始。

7月

Solanaのバリデータでゴールドラッシュ終焉から廃業の方向へ

8月

期末。決算のための締め準備など

9月

前回のポーカー遠征で図に乗って韓国APTトーナメント参戦 参加費用の高さを舐めていて撃沈する

10月

決算作業。過去最大の納税をするが事務処理も大変。 ClaudeCodeなどのLLMツールの性能が大幅に上がったと感じる。 クリプトのクソデカ清算事件勃発(10/10フラッシュクラッシュ)。一部の有識者から今回の上げ相場終了予報。

11月

前期決算が良かったがその要因の大半を占めるクリプトが続落。 翌期の収支が危ぶまれる

12月

Claude CodeによるBot開発を再開。 クリプトはほぼ冬相場入り。

総括

今年も前半までは相場の調子が良くて、会社の調子もく、趣味のポーカーでもよく遊んだ1年だった。 (ポーカーは秋の遠征で撃沈してその後一旦控えめになったけど、年末ぐらいからまた再燃し出した)

決算後からクリプト相場も悪くなって、来期の決算が危ぶまれるけど、 なんと言ってもLLMによって開発速度が(誰もが)激上がりしているので、この状況をうまく活かして クリプトに固執せず柔軟に来年は動いていきたい。

LLMを使いすぎるとアホになるのか

今日興味深い話題があったのでメモ

最近、なんでもかんでもChatGPTやら他のLLMに聞くことが多くなったけど、 圧倒的に情報収集の速度や効率が上がった一方、 この状態でさらにLLMがもっと賢くなった時に、それを使うユーザ(私)が考えなくなる からアホになる、これからもっとアホになるんじゃないか、という話をした。

そうしたら、

「そうは思わない、例えば経営者はたくさんの部下から大量の情報を集めるが、その情報を元に判断する。 頭を使う場所が変わるだけ。」

という反論があった。

なるほどそれは確かにそれはその通りで、 集められる情報の質が変わっただけで、それを元に判断すれば変わらない。

過去のプログラミングの時流の大きな変化(パラダイムシフト?)に合わせて考えてみると、 昔アセンブリが主流だった頃に、高水準言語のコンパイラが出現して、多くのプログラマがコンパイラを使うようになったときに、 コンパイラを使うようになったエンジニアはアセンブリエンジニアに比べてアホになったのか、と言う比較と類似したものがあるのかもしれない。

このような比較をベースにすれば確かにアホにならないんじゃないかという気もする。 が、個人的な今の感覚で言うとアホになっている傾向があると感じる。それはどこから来るんだろう。

今思うところとしては、結局今のLLMの応答がそれっぽい内容すぎて(そしてそれは大抵の場合当たっている) 内容をちゃんと咀嚼しなくても、問題なく進めてしまっているから、短期的な効率としては、そのまま受け入れる方が良いと言う行動になってしまっているからな気がする。

今までは検索エンジンで情報検索したときに、適当なSEO記事が書いたような内容は自分で取捨選択していたが、 LLMが提示したもっともらしい回答はそれを受け入れてしまう(自分が咀嚼、反論できない)。

そう考えると、LLMを使うからアホになると言うより、自分が元々アホで今まで検索エンジン程度で得られる情報は良し悪しを判断できたが、LLM様の賢い出力は判断ができていない、と言うだけな気もしてきた。

アホになるのではなくて、もともと自分がアホなのが露呈しただけだった。