バルジブラケット
夏休みに読んだ本
巨大投資銀行(バルジブラケット)
日本のバブル期から崩壊にかけて外資の金融機関で働いてる人の活動を描いた話。
フィクションとか書いているけどほとんど実話を基にしていて大体何の会社をことを言っているのか分かる。
日経平均が3万6000円ぐらいあった絶頂期からその崩落にかけての時代で、日本の金融機関がいかに遅れていて外資に食い物にされていたが分かる。
そしてバブル崩壊で金融機関が出した損失を先送りするモルヒネのような金融商品を売って、破綻する金融機関と荒稼ぎする外資の対照性が印象的。
その実力に裏づけされる外資金融の激務ぶりと実力主義も書かれていて、詳細の分からん自分でも投資銀行業務の雰囲気が分かった気になれる本。
- 作者: 黒木亮,多田和博
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: 文庫
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